今日では、デジタル(インクジェット)プリントは、特に印刷(紙)の分野では
当たり前のものとなっていますが、それを繊維に応用しようという試みは、
約35年前(ちょうど私がこの業界に入った頃。。年齢がバレてしまいますが(笑))
日本のいくつかの会社でスタートしました。(実はデジタルプリントは日本が世界の
先駆けとなって開発した技術なんです。ちなみに今でも世界の繊維のデジタルプリントの
約90%には日本のメーカーのプリントヘッドが使用されています。)
その頃主流であったスクリーンプリントに比べて、「型」を作らずにプリントができるため、
「短納期」(スクリーンだと色確認の見本を作るのに2ヵ月、確認してから本生産で1ヵ月
かかりましたが、インクジェットなら数週間で本番まで可能)、
「小ロット」(スクリーンだと最低2000m、インクジェットなら10m程度~生産可能)
でのプリント生地生産が可能な「画期的な技術」として注目を浴びました。
しかし、様々なデメリットもあって、、、