さて、戦い明けて、ヨレヨレになった浴衣をいざ洗濯機へ。きちんと「洗剤」を入れて

十分な水量で手洗いモードで、、。シワを伸ばして、陰干ししたら、、あれ?なんか買ったときと

雰囲気がだいぶ違う。。。そうなんです。浴衣って、売っている時には「糊」がついていて

それであのキリっとしたフォルムが保たれているんですが、ご家庭で洗った後も「糊付け」を

しないと、あの状態には戻りません。。。少々面倒ではありますが、もうひと手間かけて

糊付けまで行えば、クリーニング上がりのような仕上がりに、、(後は慣れと要領で、、(笑))

そもそも、浴衣とか、旅館に行った時の白いシーツ・カバーとか、「糊」が付いているのは

何故なのでしょうか? 元々は汚れ落ちを良くする等の理由が主だったように思いますが、

今でも残っているのは、浴衣やシャツなどは、型崩れを防ぐ(シャキッとしたフォルムを維持)

シーツなどは、ドライなタッチでさわやかに、という意味合いが大きいように思います。

今では、シャツは「形態安定」というのが主流になって、ご家庭でシャツに糊付けを行う

という機会も減っているように思いますし、シーツやカバーもどちらかと言えば、今はソフトで

軽いものが好まれて、昔ながらの「白カバー」というのはなかなか見かけなくなりました。

そういう意味では、浴衣はまだ、糊付けが当たり前に残っている、貴重な存在かもしれません。

もちろん、浴衣もポリエステル100%素材のものも増え(業務用、特に観光地で外人さんが

来ているような浴衣はほとんど全てポリエステルですね)、洗ってそのまま着られるタイプが

その内、当たり前になるのかもしれませんが。。。