1年間、毎週欠かさず着たシャツですが、色が落ちないとは
言っても、最近さすがに少し毛羽立ってきた感じはあります。
ただこれは、顔料のせいではなく、生地そのものの特性(綿素材
ですので、繰り返し洗濯で毛羽が。。)なので、致し方ありません。
ポリエステルなどのより耐久性の高い素材を組み合わせれば、
さらに安定した形に出来ると思いますが、着用感等の兼ね合いも
ありますので、今後の開発テーマとなります。
ちなみに顔料の便利な点は、綿とポリエステル、ウールとアクリルなど
本来染色性の全く異なる素材を組み合わせた生地にも、お構いなしに
色を乗せられるということです。従来染料であれば、シャンブレーに
なったり、思った色に全然染まらないということが当たり前でしたが、
顔料デジタルの場合は異素材でもほぼ同じ色にきれいに染められます。
これも繊維の常識を覆す「新技術」と言っていいと思います。